BACKSTAGE技術部

群馬職業訓練短期大学校、ポリテクカレッジ群馬のデザイン科卒業生で行われる作品展
「BACKSTAGE」の技術的ブログです。
Adobe Illustrator、Photoshopを中心に手持ちのアプリケーション、デジモノの検証結果やTipsをお伝えしていきたいと思います。
リンクはご自由に。報告も不要です。
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Illustratorでオブジェクトが重なっている部分のみの線分を抽出してみよう
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    JUGEMテーマ:Adobe Creative Cloud
    スクリーンショット 2016-06-02 22.38.49.png

    Illustratorでシマシマの線にマスクをかけてマスクがかかっている部分だけ線を抽出したいと思った事はありませんか?
    大概はマスクをかけたまま使ったり、シマシマのパターンを作成して塗ってしまえば用が済んでしまうんですが、
    線の端の効果を生かしたいときにマスクのままだと上手くいかず、中身の線分を抽出したくなるんですよねぇ。

    ということで今回はオブジェクトが重なった部分のみの線分を抽出してみたいと思います(※マスクは使いません)

    まずシマシマを用意します。
    ペンツールを選択して
    スクリーンショット 2016-06-02 23.46.47.png

    塗りを「なし」にして
    スクリーンショット 2016-06-02 23.47.03.png

    シマシマの元となる線を描きます。
    スクリーンショット 2016-06-02 23.47.32.png
    直線でももちろんOK

    選択ツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-06-02 23.47.44.png

    描いたパスを選択
    スクリーンショット 2016-06-02 23.48.05.png

    コピーして
    スクリーンショット 2016-06-02 23.48.30.png

    前面へペースト
    スクリーンショット 2016-06-02 23.48.45.png

    ペーストしたものを横へ移動させます。


    両方を選択して
    スクリーンショット 2016-06-02 23.50.00.png

    オブジェクト>ブレンド>作成
    スクリーンショット 2016-06-02 23.50.36.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.51.00.png
    スカスカですので密度を調節します。

    オブジェクト>ブレンド>ブレンドオプション
    スクリーンショット 2016-06-02 23.51.11.png

    間隔を「ステップ数」にしてお好みの数値を入れて「OK」
    スクリーンショット 2016-06-02 23.51.41.png

    オブジェクト>ブレンド>拡張
    スクリーンショット 2016-06-02 23.52.02.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.52.27.png
    これでシマシマ完成。

    オブジェクト>ロック>選択
    でシマシマを一旦ロックしておきます。
    スクリーンショット 2016-06-02 23.53.52.png

    次に線分を切り抜きしたいオブジェクトを用意します。
    色は線の色とかけ離れた色にして下さい。
    スクリーンショット 2016-06-02 23.54.30.png
    今回は小塚ゴシックHで入力したテキストを使用しました。
    色はマゼンタ100%。

    テキストの状態だと線を抽出できませんので、アウトラインを作成します。
    書式>アウトラインを作成

    スクリーンショット 2016-06-02 23.55.31.png

    次に長方形ツールを選択
    スクリーンショット 2016-06-02 23.55.42.png

    シマシマ部分も全て覆う長方形を描きます。
    スクリーンショット 2016-06-02 23.56.06.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.56.26.png

    その長方形を最背面へもっていきます。
    オブジェクト>重ね順>最背面へ
    スクリーンショット 2016-06-02 23.56.38.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.56.53.png

    選択>全てを選択(シマシマ部分はロック中)
    スクリーンショット 2016-06-02 23.57.07.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.57.21.png

    パスファインダーで「中マド」
    スクリーンショット 2016-06-02 23.57.37.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.57.50.png

    シマシマのロックを解除します。
    オブジェクト>すべてをロック解除
    スクリーンショット 2016-06-02 23.58.01.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.58.15.png

    全てを選択しなおして
    スクリーンショット 2016-06-02 23.58.25.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.58.39.png

    オブジェクト>ライブペイント>作成
    スクリーンショット 2016-06-02 23.58.52.png

    即拡張します。
    オブジェクト>ライブペイント>拡張
    スクリーンショット 2016-06-02 23.59.08.png
    スクリーンショット 2016-06-02 23.59.23.png
    なんとなく線だけ抽出できそうな感じになってきました。

    自動選択ツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-06-02 23.59.38.png

    マゼンタのオブジェクトをクリック
    スクリーンショット 2016-06-02 23.59.49.png
    スクリーンショット 2016-06-03 0.00.01.png

    選択されたオブジェクトを消去します。
    スクリーンショット 2016-06-03 0.00.19.png

    これで線分が抽出できました。
    スクリーンショット 2016-06-03 0.00.36.png

    選択状態
    スクリーンショット 2016-06-03 0.00.55.png


    線の太さやプロファイルを変更してみると

    このようにマスクやパターンでは表現できないものが作成できます。

    横シマももちろんOKですし、先端の形状(矢印)を変更してもアクセント付いていいですね。
    スクリーンショット 2016-06-03 0.05.25.png

    破線やブラシを適用しても先端がきちんと表現できますのでロゴの作成などにも使えるのではないでしょうか。
    スクリーンショット 2016-06-03 0.09.08.png
    スクリーンショット 2016-06-03 0.13.13.png
    日本地図や色々なシルエット形状でやってみるのも面白そうですね。


    自分が一番やりたかったのは写真のハッチング表現。
    Photoshopでグレースケール変換後、
    ポスタリゼーションで階調数を落として階調毎にレイヤー化。
    Illustratorで開いてレイヤー毎にトレース。
    濃い部分ほど線が重なるようにしました。
    スクリーンショット 2016-06-03 0.15.42.png
    絵っぽくなるかと思いましたが結構写真ぽさが残るものですね。
    元の写真をもう少し絵っぽく加工しておいた方が良さそう。

    拡大です。
    スクリーンショット 2016-06-03 0.15.05.png
    線の「入り」と「抜き」を表現したかったのでわざわざ線を抽出したのですが
    この感じだとパターンの塗りで十分だったかもしれません。

    あ、これを元の写真に重ねてたらどうだろう!
    ということでちょっとやってみました。

    水彩画フィルターもかけてみましたがハッチングの目が細かすぎたかな?

    もう少し数値変えたりして色々研究してみたいと思います。
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    | タナカ | Illustrator | 07:10 | comments(4) | - | - |
    面白そうですね。
    あとでやってみます:)
    ありがとうございます!!
    | ニャーン | 2016/06/18 11:23 AM |
    コメントありがとうございます!

    今回の記事では抽出する線分が交差していませんので特に問題ないですが、
    交点があるとライブペイントの拡張時に所々分断される部分が出てくる事がありますので
    線の端の形状を活かしたいときにはに注意が必要です。
    http://backstage.jp/ori_img/cross_line.png

    手順が増えてしまいますが
    交差しない部分ごとにレイヤーなどで階層を分けて
    その回数分作業すると解消できます。


    色々な線で試してみるとまた思ってもみない効果が出て面白いですよ。
    | タナカ | 2016/06/19 7:09 AM |
    なるほど。はい、注意をします。

    タナカさんは説明がいつも詳しくて分かりやすいから、日本のイラストの作り方には興味がどんどん増えてます!
    ありがとうございます!!

    また、日本のデザインは大好きです。
    日本に行ければ、いいなぁと思ってますが。
    | ニャーン | 2016/06/29 11:00 AM |
    「分かりやすい」と言って頂けて嬉しいです!
    こちらこそありがとうございます!
    | タナカ | 2016/06/30 1:21 AM |









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