BACKSTAGE技術部

群馬職業訓練短期大学校、ポリテクカレッジ群馬のデザイン科卒業生で行われる作品展
「BACKSTAGE」の技術的ブログです。
Adobe Illustrator、Photoshopを中心に手持ちのアプリケーション、デジモノの検証結果やTipsをお伝えしていきたいと思います。
リンクはご自由に。報告も不要です。
<< Illustratorのライブペイント大検証 | main | Illustratorでオブジェクトが重なっている部分のみの線分を抽出してみよう >>
Illustratorでパスのセグメント(辺)やアンカーポイントを一つおきに選択
0
    JUGEMテーマ:Adobe Creative Cloud
    スクリーンショット 2016-02-12 0.59.46.png
    Illustratorで「選択範囲を保存」って使ってますか?
    ワタクシほぼ使ったことなかったんですが、
    検証のネタにしようと仕様を調べていたところ、
    思わぬ特徴を発見!
    アンカーポイントやセグメントを一つおきに選択するする方法を見つけました。


    ■アンカーポイント編

    ありがちな第1半径と第2半径の差が少なくアンカーポイントも多いスター(いわゆるバクダン)の
    外側だけとか内側だけとかを選択したいときなど。

    例えばこんな形。アンカーポイントが160あります。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.02.46.png
    早速外側のみ、内側のみを選択できるようにしてみましょう。

    最初に準備としてアピアランスパレットのメニューを出して
    「新規アートに基本アピアランスを適用」にチェックが入っていたら外しておきます。
    スクリーンショット-2016-02-12-23.03.19.png

    スターを選択します。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.04.22.png

    もしグループ化されている一部だった場合は「編集モード」に入って作業します。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.04.38.png

    まず選択範囲用のオブジェクトを作成します。

    ペンツールを選択して
    スクリーンショット 2016-02-12 23.05.19.png

    少し長めに水平線を描きます。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.06.02.png
    あとで繋げますのである程度スターに近め。(近過ぎは×)

    効果>パスの変形>ジグザグ
    スクリーンショット 2016-02-12 23.06.20.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.07.00.png
    折り返しを100にしてOK。
    本来であればここでスターのアンカーポイント数(160)以上の折り返しを作成したいところですが、
    折り返しの最大値が100ですのでとりあえず100でOK。

    折り返しを増やすため直線にアンカーポイントを追加します。(適当な位置でOK)
    スクリーンショット 2016-02-12 23.07.44.png
    念のためもう一箇所追加。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.07.52.png
    今回は1箇所で十分ですが多少多くても問題ありません。

    オブジェクト>アピアランスを分割
    スクリーンショット 2016-02-12 23.08.07.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.08.18.png
    ジグザグのアピアランスを分割します。

    ダイレクト選択ツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-02-12 23.08.26.png

    ジグザクの上のポイントだけを囲むように選択。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.08.35.png

    上のアンカーポイントだけ選択されました。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.08.45.png
    一つおきにアンカーポイントが選択されている状態です。

    選択>選択範囲を保存
    スクリーンショット 2016-02-12 23.09.08.png

    「スター全然関係ないオブジェクトの選択範囲を保存しちゃってどうするの!?」って感じですが気にせず
    スクリーンショット 2016-02-12 23.09.24.png
    好きな名前を付けて保存します。

    同様に下のアンカーポイントを選択
    スクリーンショット 2016-02-12 23.09.33.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.09.45.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.10.03.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.10.17.png
    こちらも選択範囲を保存します。
    これで選択範囲の保存は終了。

    いよいよスターに選択範囲を移動させます。

    はさみツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-02-12 23.10.38.png

    どこでも良いのでスターの頂点を一箇所切断します。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.10.56.png

    ペンツールに切換。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.11.13.png

    ジグザグの終点から
    スクリーンショット 2016-02-12 23.11.40.png

    先ほど切断したポイントまで線を繋げます。
    スクリーンショット-2016-02-12-23.11.56.png
    この繋げる順番は非常に重要で、逆に繋ぐと今までの作業が無駄になってしまいますので注意してください。

    一度繋がってしまえばジグザグ部分はもう不要ですので削除します。

    ダイレクト選択ツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-02-12 23.12.27.png

    ジグザグ部分を囲むように選択。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.12.40.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.12.51.png

    削除します。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.13.00.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.13.09.png
    これで先ほど保存した選択範囲がこのスターに移動しました。

    続けて先ほどはさみツールで切断した部分を繋ぎ直します。
    オブジェクト>パス>連結
    スクリーンショット 2016-02-12 23.13.24.png

    あとは選択メニューから
    保存した選択範囲名を選べば
    スクリーンショット 2016-02-12 23.13.41.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.13.56.png
    ダイレクト選択ツールのままだとCCではコーナーウィジェットが出て見づらい…
    選択ツールにしてみます。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.14.10.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.14.20.png
    外側のアンカーポイントだけ選択されたのが分かると思います。

    もう一つの方を選べば
    スクリーンショット 2016-02-12 23.14.38.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.14.45.png
    内側のアンカーポイントだけ選択されました。

    あとは、拡大・縮小したり
    スクリーンショット 2016-02-12 23.15.25.png

    アンカーポイントをスムーズポイントに切り替えたり
    スクリーンショット 2016-02-12 23.16.10.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.16.24.png

    選択したアンカーポイントでパスを切断したり
    スクリーンショット 2016-02-12 23.16.51.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.16.59.png
    目的に合わせて加工しましょう。


    ■セグメント編

    正多角形の辺を一つおきに選択してみます。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.19.37.png
    正24角形を用意しました。

    基本的にはアンカーポイントの選択と一緒ですが、
    セグメント(辺)を交互に選択しやすい形状を作成するのがポイントです。

    水平線を描きます。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.19.57.png

    効果>パスの変形>ジグザグ
    スクリーンショット 2016-02-12 23.20.52.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.21.10.png
    角を丸めますのでアンカーポイント編のときより少し大きさを大きめにします。(6mm)
    折り返しは100で。
    今回は24角形ですのでアンカーポイントの追加無しですすめます。

    続いて
    効果>スタイライズ>角を丸くする
    スクリーンショット 2016-02-12 23.21.22.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.21.38.png
    半径はジグザグの大きさの半分(今回3mm)くらいが良いです。

    オブジェクト>アピアランスを分割
    スクリーンショット 2016-02-12 23.21.48.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.21.58.png

    ダイレクト選択ツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-02-12 23.22.03.png

    上下中央部分のパスを囲むように選択
    スクリーンショット 2016-02-12 23.22.16.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.22.33.png
    選択>選択範囲を保存
    スクリーンショット 2016-02-12 23.22.48.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.23.20.png
    名前を付けて保存します。

    次にジグザグの上のコーナー部分を囲むように選択。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.23.34.png
    続けてShiftキーを押しながら下のコーナー部分も囲むように選択。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.24.03.png
    ※この時にアンカーポイントを含まないように気をつけます。

    選択>選択範囲を保存
    スクリーンショット 2016-02-12 23.24.16.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.24.27.png
    名前を付けて保存します。

    あとはアンカーポイントの時と同じ作業です。
    はさみツールに切り替えて
    スクリーンショット 2016-02-12 23.24.38.png

    頂点を切断
    スクリーンショット 2016-02-12 23.24.55.png

    ペンツールで
    スクリーンショット 2016-02-12 23.25.14.png

    ジグザグオブジェクトと多角形の切断部を連結
    スクリーンショット 2016-02-12 23.25.31.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.25.41.png

    ジグザグ部分を削除
    スクリーンショット 2016-02-12 23.26.20.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.26.36.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.26.46.png

    切断部分を連結
    スクリーンショット 2016-02-12 23.27.06.png

    あとは選択メニューから選択範囲名を選択すればOK
    スクリーンショット 2016-02-12 23.27.30.png

    ただ、セグメントの場合は交互に選択されている部分がどちらか分かりません。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.27.50.png

    カット等して確認してみましょう。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.28.18.png
    スクリーンショット 2016-02-12 23.28.29.png
    辺が一つおきに選択されていたのが分かりました。

    こういったオープンパスも同様にして辺を一つおきに選択することが出来ます。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.31.22.png

    選択用オブジェクトを作成して繋げて
    スクリーンショット 2016-02-12 23.33.19.png

    不要部分削除
    スクリーンショット 2016-02-12 23.33.37.png

    選択メニューから選択範囲名を選択すればOK
    スクリーンショット 2016-02-12 23.33.59.png

    カットすれば破線の出来上がり〜
    スクリーンショット 2016-02-12 23.34.39.png
    って破線が目的だったら線の設定で破線にすれば良いだけなんですけどね。

    セグメントのみの選択なのでオープンパスの場合、
    元のオブジェクトの端点が孤立点として残ることがありますので注意しましょう。
    スクリーンショット 2016-02-12 23.34.51.png

    ■オマケ
    第1半径と第2半径にそこそこ差があるスターの場合はなげなわツールを使った方が圧倒的に早いです。
    例えばこんな形の赤いスターの内側のアンカーポイントを選択したい場合。
    スクリーンショット 2016-02-12 1.00.06.png

    赤いスターを選択して
    スクリーンショット 2016-02-12 1.00.26.png
    編集モードへ
    スクリーンショット 2016-02-12 1.00.40.png

    なげなわツールを選択。
    スクリーンショット 2016-02-12 1.01.15.png

    内側だけ囲みます。
    スクリーンショット 2016-02-12 1.01.29.png
    スクリーンショット 2016-02-12 1.01.42.png
    内側のアンカーポイントだけを一発で選択出来ました。

    外側は少し面倒ですが、ドーナツ状に囲めば
    スクリーンショット 2016-02-12 1.02.02.png
    スクリーンショット 2016-02-12 1.02.23.png
    こちらも一発で選択出来ます。

    ちなみに全選択状態からoption(alt)押しながら内側だけ選択して
    選択範囲から除外しても出来そうですが…
    スクリーンショット 2016-02-12 1.02.40.png
    スクリーンショット 2016-02-12 1.02.55.png
    選択が全て解除されてしまいました。


    ■まとめ

    長々と書きましたが、一行で書くと

    ジグザグを作成→選択範囲を保存→繋げて削除する。

    実はこれだけです。


    パスの一部が選択された状態で「選択範囲を保存」した時は
    「始点から何番目の部分」という情報で保存されるようですので
    始点をずらせばその分選択範囲が移動することになります。
    選択範囲を保存するオブジェクトの形状次第で2つおきや3つおきの選択も出来そうですね。

    気付いたときには思わず鼻息荒くなっちゃいましたけど
    別のオブジェクトを描画する時間がまるまる掛かかりますので
    ぶっちゃけバクダンの内側だけサイズ変えるとかは作成し直した方が早いです。

    なんだか書いていくほど利用範囲がせばまってしまう気がする…

    アンカーポイントの数が大量にあるオブジェクトのアンカーポイントやセグメントを
    規則的に選択する必要があった時に是非利用してください。
    なげなわツールより確実性は高いですよ〜
    ブログランキング・にほんブログ村へ
    にほんブログ村
    | タナカ | Illustrator | 06:30 | comments(0) | - | - |









    スマホ版
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << April 2017 >>
    + SELECTED ENTRIES
    + RECENT COMMENTS
    • Macのカレンダー.appを使って定期的にアプリケーションを実行してみよう
      タナカ (12/02)
    • Macのカレンダー.appを使って定期的にアプリケーションを実行してみよう
      カール (12/01)
    • Macのカレンダー.appを使って定期的にアプリケーションを実行してみよう
      タナカ (12/01)
    • Macのカレンダー.appを使って定期的にアプリケーションを実行してみよう
      タナカ (11/30)
    • Macのカレンダー.appを使って定期的にアプリケーションを実行してみよう
      カール (11/30)
    • Illustratorでオブジェクトが重なっている部分のみの線分を抽出してみよう
      タナカ (06/30)
    • Illustratorでオブジェクトが重なっている部分のみの線分を抽出してみよう
      ニャーン (06/29)
    • Illustratorでオブジェクトが重なっている部分のみの線分を抽出してみよう
      タナカ (06/19)
    • Illustratorでオブジェクトが重なっている部分のみの線分を抽出してみよう
      ニャーン (06/18)
    • Illustratorで1本の線から効果の「変形」を使って雪の結晶を作ってみよう
      ニャーン (02/13)
    + CATEGORIES
    + ARCHIVES
    + BACKSTAGE
    + Amazon
    + 広告

    + にほんブログ村ランキング
    + MOBILE
    qrcode
    + LINKS
    + PROFILE