BACKSTAGE技術部

群馬職業訓練短期大学校、ポリテクカレッジ群馬のデザイン科卒業生で行われる作品展
「BACKSTAGE」の技術的ブログです。
Adobe Illustrator、Photoshopを中心に手持ちのアプリケーション、デジモノの検証結果やTipsをお伝えしていきたいと思います。
リンクはご自由に。報告も不要です。
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ロゴを自作
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    毎年夏頃「BACKSTAGE」というグループ名でグループ展を行っています。
    今年も7月11日(金)から16日(水)まで高崎シティギャラリーの展示室を借りて開催します。
    このブログもBACKSTAGE技術部と銘打ってますので、そろそろ本腰いれて活動してみます。

    いつも事前にフライヤーといいますか、宣伝用ハガキを作成してまして、
    毎回テーマに基づいてデザインと言いますか作業してます。

    最近の3枚はこんな感じ



    「Smile」の時はMyriadの太いのを遠近付けただけですが、
    「らんらんらん」と「ももいろ」の文字はロゴを作っています。

    今回も例に漏れず、フライヤー用にテーマのロゴを作ってみます。
    今回テーマは「いちご」という事でたった3文字です。
    「らんらんらん」や「ももいろ」も実質作った文字数は少ないです。

    大まかな流れは
    1.既存の書体で文字を入力
    2.それを参考程度の下絵としてパスで作成
    となります。

    まず既存書体で「いちご」と入力して色を薄くします。

    ヒラギノ角ゴProW3とヒラギノ丸ゴProW4を使いました。
    文字のバランスさえ取れていればどんなフォントでも構いません。
    一つだけでもOKです。
    下絵なしでも描ければそれに越したことはないんですが、
    ゴールの見えない「視覚調整の授業」を思い出すのです。
    「君にはこの図形とこの図形が同じウェイトの大きさに見えるの?」という幻聴が聞こえてきます。
    20年以上前なのに…
    なのでそれなりのフォントを使ってバランス調整はフォント任せ。

    そして、パスで文字を描く際に2通りの方法があります。
    1つは線で文字を描く、もう1つは文字の外形を描く
    です。
    線で文字を描くとウェイト調節が簡単です。アレンジの幅も広いですね。作る時間も少なくてすみます。更に修正も楽です。
    抑揚の激しい感じや、クセの強いロゴを作るとき、こだわり抜いた文字は外形を描く方が向いています。

    先ほど入力した文字を参考にレイヤーを追加してパスを引いていきます。

    まずは線で描いてみます。
    塗りはなし、線の色はお好みで(グローバルカラーにしておくと後で色を変更するのが楽です)

    下絵は参考程度ですので少しずれても気にしません。
    上の画像では「ち」の2画目の書き始め部分は反り方が逆です。

    とりあえず線で文字を描き終わりました。

    「ご」の上の部分は下絵ほぼ無視

    作字中は時々下絵を非表示にしてバランスを見ましょう。


    線が出来たら線幅を調節したり両端の形状、場合によっては破線にしたりと
    色々なバージョンを作ってみます。
    線幅を太くしたときはくっついてしまう部分が出てくることがあるので
    太さに応じてアンカーポイントを調整。

    上の太くしたものは「ちご」の部分にかなり修正入っています。
    下のほうは両端を矢印形状で「T」を横にしたような形状を選択して20%くらいの大きさにしてあります。
    両方とも濁点部分はメインの文字部分より細目にしてあります。

    他にもブラシを適用したり、破線にしてみたり

    ブラシについては以前の記事で作ったものを使ってみました。

    下絵なしでもやろうと思えば…

    文字のバランスは目をつぶりましょう。


    次は外形をパスで引く方法で作ってみます。
    下絵のテキストを参考にパスツールでスッスーと
    パスを閉じるまでは適当に囲みます。

    ダイレクト選択ツールでアンカーポイントやハンドルを調節して形を整えます。
    必要に応じてアンカーポイントも追加。
    アンカーポイントは少なめの方が綺麗な曲線が描けます。

    同じように「ち」


    「こ」


    濁点は1つ作って調節したら複製して角度を調節。


    綺麗な曲線を引くのはベジェになれていないと難しいですが、
    曲線の多いロゴをひたすらトレースして練習しました。


    ■オマケ
    線で書いた方を更にアレンジ。
    「ご」の濁点をいちごにします。
    まずいちごを作成。

    果肉の形状を作ります。
    円を描きます。


    ダイレクト選択ツールで左右のアンカーポイントを同時に選択して少し上に移動します。


    へた部分の形状を作ります。
    パスツールを使ってセンターとなる位置からスタートして適当に左半分だけギザギザ描きます。


    半分描いたところで始点のアンカーポイントと終点のアンカーポイントを
    ダイレクト選択ツールで選択して、整列パレットの「水平方向右に整列」をクリック。


    へた半分を選択ツールで選択し直してリフレクトツールでセンター部分を基準に左右反転コピー

    反転したもの同士を連結します。
    重なったアンカーポイントをダイレクト選択ツールでドラッグして囲んで
    (果肉部分を一時的にロックしておくと選択しやすいですね)
    オブジェクト>パス>連結

    上下とも連結します。

    果肉部分にプチプチまぶします。
    白で小さな円を描いて移動コピーで適当に増やします。
    左右対称にしたいときは半分だけ並べてセンター基準に反転コピーですが、
    ちょうど真ん中に来るものは最初に描いてセンター合わせにしておいて
    半分並べて真ん中に来る円以外を反転コピー。

    果肉・プチプチを選択して
    オブジェクト>複合パス>作成

    へたのとんがりを前回の記事の方法を使って丸めます。


    アピアランスを分割して角を丸めたパスを作成。
    選択ツールでヘタを移動して果肉部分に程よく重ねます。

    ヘタを選択した状態でアピアランスパレットのメニューから新規塗りを追加して
    背面に移動、色を白にして
    効果>パス>パスのオフセット
    数値は程よく隙間が見えるくらい、形状は「ラウンド」



    アピアランスを分割して「グループ解除」
    オフセットで膨らんだ白い部分と果肉部分と果肉部分を選択して
    パスファインダーの「前面オブジェクトで型抜き」をして
    1色のみで作成されたオブジェクトにします。

    ※もしパスファインダーが効かない時はグループ解除が足りなかったり、
     全く同じ位置に透明パスがあったりしますので
     確認してグループ解除したり、不要なパスを削除して下さい。

    出来上がったいちごを少しずらして重なりがあるような位置に移動コピー
    両方のいちごを選択してアピアランスパレットのメニューから
    新規塗りを追加、色を白にして背面に。
    パスのオフセットで程よい幅の隙間が出来るようにします。


    角度・位置を調節してロゴの濁点を置きたい場所へ移動。
    元のロゴの濁点は削除します。


    ぱっと見完成。
    いちごのパーツを含めアピアランス分割前の部品は残しておきましょう。

    更にロゴとしての完成度を高めます。
    線部分のアウトラインを作成して外形にします。


    濁点のいちご部分を選択して
    パスファインダーの「合流」





    前面にある色が優先された形でパスが確定されます。
    「刈り込み」も同じような機能ですが
    「合流」同じ色の部分が繋がります。

    グループ解除して白い部分を選択。
    グループ選択ツール(ダイレクト選択ツール使用中にoptionキー(Winはalt)を押す)で
    Shiftキーを押しながら外側のパスをクリックして外側のパスだけ選択解除。


    塗り色が白であることを確認して削除。
    ※一時的に背面にあるいちごが見えなくなります。

    外側のパスを再選択して、「こ」の上の部分も追加で選択。


    パスファインダの「前面オブジェクトで型抜き」

    あとはつぶつぶ部分に白の塗りがあるので
    果肉・ヘタ部分をロックしてからまとめて選択して削除してしまいましょう。

    これで1色の塗りのみでロゴが完成しました。
    1色の塗りのみにすると背面に色付けたり、縁取り、色変更も簡単!
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